こんな言い伝えご存知ですか。
ノウゼンカズラは、元々は地面を這っている花でした。ですがとても美しく、ある時、松の木が一目惚れするほどだったと言います。
松の木は自分の思いを、ノウゼンカズラに伝えました。ノウゼンカズラはその気持ちに感謝して、すぐに受け入れました。地面にいると、踏みつけられたりして危険だからです。
「私は弱いものです。どうかその肩を貸して下さい」「いいですよ。さぁどうぞ」
以来、ノウゼンカズラは松に身を寄せて、美しい花を咲かせるようになったと言います。
掲載の花は我が家の枯れた松に咲き誇る、ノウゼンカズラです。